明和電機 – Maywa Denki

最新ニュース    News 展示情報:明和電機 キャラクター楽器の世界展開催中


明和電機 キャラクター楽器の世界展

■会期:2021年1月27日(水)~1月31日(日)10:00~20:00
※31日(日)のみ、公演当日のため17:00~19:00
※物販コーナーは30日(土)まで。31日(日)は公演会場のみでの販売となります。
■会場:札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSコート

あいさつ

みなさんが音楽の授業で習ったリコーダーやピアノ、オーケストラのバイオリンやトランペットなどには「顔」がありません。あたりまえですね。しかし博物館などで古代の楽器を見ると、そこには怪物の顔が彫ってあったり、神様の顔が描いてあったりすることがあります。

ずっとむかしの楽器は、祭や宗教の儀式などで使い、音によって神様の世界とつながるための道具でした。人々はそれを「呪術的(マジカル)」な道具としてとらえ、大切にあつかうように神様や怪物の姿を楽器にきざみました。だから「顔」がある楽器になりました。

しかし近代から現代にかけて、楽器は貴重な神様の道具ではなく、一般の人たちが楽しむ道具へと変化します。すると「みんなで演奏するから正しい音程を出そう」「みんなが使うから安く大量に作ろう」となります。その結果、楽器はどんどん工業製品のようになり、「顔」は消えていきました。

この変化は、楽器をみんなが演奏できるので、とてもいいことでした。しかしなぜか一方で「正しい音程にしなさい。正しい演奏方法をしなさい」などのルールもどんどん増えました。その結果、音楽が苦手な人も増えてしまいました。みなさんの中にも「学校のハーモニカやリコーダーがむすかしくて、音楽が苦手になった」という方がいるのではないでしょうか?

そこで明和電機は、楽器にふたたび「顔」を復活してみました。そして「正しい音、正しい音程」よりも、「おもしろい音、おもしろい見た目」を重視して楽器を開発をしました。こうして誕生したのが、明和電機の「キャラクター楽器」の世界です。

オタマトーンが世界中で人気のように、この「キャラクター楽器」は、気軽に演奏でき、顔がるので親しみがあり、さらにSNSや動画配信などのビジュアルコミュニケーションにぴったりの楽器になりました。

この展示会では、そんな明和電機の「キャラクター楽器」たちを集めてみました。ユニークな楽器の世界をお楽しみください。

明和電機社長 土佐信道