ジューサーミキサー

朝は野菜ジュースをミキサーで作って飲む。小松菜とリンゴとトマトが入ったジュース。

素材はそれぞれ硬さがちがう。いきなり一番かたい林檎を入れると、ミキサーの刃が食い込んで動かなくなる。だから重ねる順番は、下から、「小松菜、トマト、リンゴ」の順。

少しの水を入れてスイッチを押すと、まず小松菜が粉々に砕けて水とまざり、緑色の液体層が生まれる。しかしそこから先にすんなり進むことはない。ただただ対流が起きるばかりで、トマトとリンゴの層まで砕けない。

そんなときはいったんミキサーのスイッチを切る。そして一瞬だけ入れる。すると、モーターの起動時の振動とトルクで、ほんのすこし全体がくずれる。これを「フラッシュ」というそうだが、そのフラッシュを間をおいてぐん、ぐん、と何度か繰り返す。そして最期にスイッチを入れっぱなしにすると、やがて頑丈だったトマトとリンゴの足場は崩れ、いっきにミックスが始まる。

これを見るのが本当に好きだ。なんだか快感だ。

おそらく大きくたとえると、これは「頭の中でアイデアがひらめく瞬間」に似ているのかもしれない。経験や勉強で、あたまのなかには小松菜やトマトやリンゴが詰め込まれる。でもそのままでは新しいものは生まれない。だからそこから熟考をはじめる。ああでもないこうでもないと、ミックスのスイッチを入れる。

しかし、ひたすら考えたからといって、いいアイデアが浮かぶとはかぎらない。考え続けるとか、エネルギーを使い続けるということが、ちょうど小松菜の液体層が安定するように、逆に対流のある「定常状態」を作ってしまい、そこから前に進めなくなる。自分では一生懸命がんばってるのに。

そんなときにスイッチを切る。これは「休息」だ。休息を入れると、別な視点からアイデア作業を眺めることができる。ふたたび起動するための活力もたまる。そしてふたたびスイッチを入れると、みごとに素材がまざりはじめ、ミックスジュースができあがる。スパークの瞬間だ。

朝は時間がなくて忙しいが、その快感が見たくて、ついついジューサーミキサーにちょっかいかけながら、ぼんやり見てしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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明和電機 マネジメントスタッフ 募集!

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明和電機の活動をマネジメントするスタッフを募集します。
今年20周年を向かえ、さらなる製品開発と
国内外へのプロモーション活動を行う明和電機。
働いてみたい方、ぜひご連絡ください。

 

【マネジメントスタッフ】
■募集人員 1名
■募集形態 業務委託
■条件 男女問わず(日常会話程度の英語ができれば尚良し)
■勤務地 品川区
■勤務時間 10:00~18:00
■業務内容
デスク業務
明和電機の広報、プロモーション、マネジメントに関する作業
Word、Excel、Illustrator、Photoshop等のソフトウェアを使った作業
簡単なウェブ管理作業
明和電機グッズの在庫管理
■給与条件は、能力に応じてご相談させてください。
■希望される方は、5月9日(木)までに履歴書を送付してください。
送付先 郵送の場合 〒142-0063
東京都品川区荏原3-7-14 アルス武蔵小山1F  明和電機
メールの場合 mail@maywadenki.com
■くわしいお問い合わせは  mail@maywadenki.comまで

 

 

 

 

 

 

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トラが怖ええ! 映画「ライフ・オブ・パイ」の感想

 

(この文章には映画のネタバレがあります!ごちゅうい。)

ライフ・オブ・パイを見た。・・・トラが怖い!めっちゃ怖い!普段なら生物界の頂点にいるはずの人間が、この映画ではナンバー2。トップはトラ!

圧倒戸的に強い生命に、人間がやられまくる、という映画で思い出すのは「プレデター」だろう。あの映画では人間を狩るために地球にやってきためっちゃ強い宇宙人から、シュワルツネッガーがひたすら逃げまくっていた。しかし強いといっても宇宙”人”である。よその星の人間である。だから知能がある。それゆれ、「あっちむいて、ホイ!」の「ホイ!」の部分にひっかかる。そのおかげでシュワちゃんは勝つ。

しかし相手がトラの場合、これができない「あっちむい・・・」ぐらいで、頭からバク!と容赦な食われる。しかもシチュエーションが、太平洋に浮かぶ、6畳ほどのボートの上。ジャングルをにげまくっていたプレデターとはわけが違う。逃げる場所がない。想像してみよう、「あっちむいてホイができない猛獣との、6畳間の同棲生活」。これはつらい。

とはいえ、主人公のパイ君は、人間としての知恵を使って漂流生活をこなし、あと一歩でトラを退治するところまで行く。絶交のチャンス到来!しかしである。彼は「あ。やっぱりトラを退治するの、やめよう。一緒に暮らしていこう。」と決意するのである。

これはどういうことかというと、太平洋の真っただ中で、自分が生きるための食糧(=魚)を確保しなければならない、に加えて、トラが自分を襲わないように、トラの魚も確保しなければならない、ということである。自分が生きていくだけでも大変なのに、そのうえトラまで・・・おまえはだめんずに貢ぐ女か!とつっこんでしまった。

しかしまあ、人間、なにかをかかえて生きている。生き続ければ、かかえるものも増えてくる。病気や死など、なんともしがたい苦しみも出てくる。人生は不可解であり、それに答えを出そうとすれば、「神」のような超越者からの視点を持たないと無理だろう。映画の主人公も、はじめは、さまざな宗教にのめり込み、答えを探そうとしていた。

ただ、宗教のような、人間の長い営みで生まれた不可解の納得の仕方ではなく、「自分=不可解」ということに真っ向からむかうと、それは芸術のようなものになり、自己探求の七転八倒がはじまる。そういえば映画の中で主人公がはじめて魚をいけどって撲殺するシーンがあるが、僕自身も20代のときに人生とは何だ?と悩んで魚を撲殺する製品を作ったことがあり、共感した。この映画では、そんな「自分の中の不可解との共存」がラストシーンで強烈に登場し、椅子からずり落ちた。ハリポタ的な楽しみを求めて見に来た家族連れなど、凍りついたのではないか?

この映画は、トラのCG描写がとてつもなく完璧ですばらしいのだが、それとはちがう、もう一軸の面白さは「ごはん」 のシーンである。始終誰かが何かを食べている。トラと人間と家畜と草という食物連鎖のような「ごはん」もあれば、宗教や文化が決めている「ごはん」も登場する。「ごはん」という生命の行為からも、いろいろ考えさせられる映画だった。

その影響だろうか、この映画を観終わったあと、僕は「一週間のベジタリアン生活」を実行することになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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チーズケーキと外国紙幣 <初夢>

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僕の2013年の初夢です。5本立て。これはどういう意味があるんだろう・・・

初夢 1

二人の女性からプレゼントをもらう。開けて見るとひとつは白いチーズケーキ。運動場の真ん中で食べる。もうひとつを開けると、ビニールパックにぴっちり詰まった、知らない国の紙幣と切手。こちら受け取れない、と思い、それをくれた女性を図書館のような建物に呼び出す。「プレゼントでお金は受け取れないんです。いったいいくら入ってるんですか?」と言うと、「四万円ほどです。ダメなんですか?母もそれがいい、と言ったですが」と女性が怒り始める。これは困ったと思い「僕はモノを作って、売って、生活しています。だからいきなりお金をもらうのはダメなのです。」と説明。不服そうな女性。「じゃあ、わかりました。何か作品を作ってお渡しします」。そう言いながら僕は壁の時計を見る。これから大量のニラ饅頭を作る仕事が待っているからだ。しかし納得できない女性は、最後に「お茶を濁された」と言って去って行った。

 

初夢 2

道を歩いていると、鉄の溶接で作ったワイルドな額の真ん中に、スプレーでざっくりと星が描かれたアートが飾られた工場が。さらに歩いていくと、工場にはいろんな工作機械と一緒にさまざまな溶接アート。どうやら趣味で工場の職人が作ったものらしい。どんどん歩いていくと視界が開け、セスナに抽象画をペイントしていた。

初夢 3

海を横断する、巨大なつり橋の真ん中にいる。そこからラジコン飛行機を飛ばそうとすると、アーティストの八谷君に、「法律でここから飛ばしたらだめなんだよ」とたしなめられる。

初夢 4

明和電機のライブのリハーサルを高校の校舎で行うことに。スタッフが足りないので、知り合いの有名な劇団からひとり助っ人を頼む。当日やってきたのは、僕も見たことがある茶髪の若い役者さん。彼は教室に入るなり、「ここは高校なんですね」と目を輝かせる。うざいなあと思いながら、楽器を配置するために机を後ろに下げる作業をお願いする。今回はドラムの配置が上手(かみて)で、中央じゃないんだ、と思った。

初夢 5

蛍光灯が消えていて暗い部屋に、アートのコンペの審査員に呼ばれる。メガネをかけた固そうな運営委員の方が、途中から審査の話ではなく、そもそもこのコンペの運営は正しいのか?という議論をはじめる。それは審査員にする話ではないでしょう、と審査員一同、怪訝そうな顔をする。

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リフォームしながら天城越え

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明和電機アトリエは12月、事務所スペースと社長室をリフォームしました。とにかく明和電機二十年の歴史が生んだ、カオスな資料や書類(お弁当屋さんの大量の割引券とか)を整理し、新しい机や本棚を設置し、すっきりいたしました。

この「リフォーム体質」がしみついてしまった社長。その「ダンシャリズム」の意識は、冬期休暇に入ったとたん、自宅へと向かいます。

「部屋もリフォームするか・・・」

そんな思いにいったった12月28日。そのときのイメージは年内にリフォームを終え、きれいになった部屋で、余裕の紅白歌合戦で「天城越え」を堪能!のはずでした。しかし、そのビジョンは脆くも崩壊。12月31日は電動ドリルを片手に作業しつつの「天城越え」でした。

最大のミスは、制作した整理棚の寸法まちがい。丸二日かけて作った自慢の棚が、なんと壁の間にはまらない!ノオオオオオオ!泣いたね。これは。

原因は後からわかりました。部屋がゆがんでいたんです。壁と壁が微妙に並行ではなく、1センチもずれていました。マンションだから精度があるだろうと思いこんでいた自分がおろかでした。

日頃、明和電機は機械の設計・開発をしてるので、精度には敏感。部品が1mmずれるなんてことがっあったら「なに?なに?気が抜けてんじゃないの?かああっつうう!」と自分に気合を入れるのがデフォルト。それからすると「1cm(=10mm)ずれる」なんて、「あなた、ものづくり辞めたら?」と最後通告レベル。

でも、家って、もっとざっくりできてるんですね。すごい勉強になりました。

今日は元旦です。でも、ずっと棚を作りなおしたりして一日が終わりました。

僕に2013年がやってくるのは、このリフォームが終わってからのようです。

 

 

 

 

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謹賀新年 2013 

 

新年あけましておめでとうございます。

今年は明和電機、会社設立して20周年になります。ふりかえれば「パチモク(ユビパッチン木魚)」のように、20年変わらず使い続けた製品もあれば、オタマトーンのように、創立当時は想像もしなかったタイプの製品も生まれました。こうした20年間でつちかった「伝統」と「革新」の技術を生かし、さらなるナンセンス・マシーンの開発に精進したいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いします。

明和電機代表取締役社長 土佐信道

 

 

 

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オタマトーンDXで、メリークリスマス!!

なんだかアッと今に師走!

今年ももうすぐ終わりますね。

いよいよクリスマス、ということで、オタマトーンDXでクリスマスソングを演奏してみました。

オタマDXはビブラートのかかりがばっちりなので、演奏していて気持ちいいわあー。

忘年会の余興、クリスマスプレゼントにお悩みの方はぜひ!

 











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ブギーボードで遊んでみた

キングジムの「ブギーボード」で遊んでみました。

誠 Biz.IDがキングジムの電子文具をいろんな方が紹介する特別サイトを立ち上げまして、そこに参加しました。ブギーボードは、前から文房具屋さんで触ってて、「これは面白いなあ・・・」と思っていたので、ラッキー!

ブギーボードとは、液晶を使った新しい筆記ツール。イメージとしてはおもちゃで鉄粉を磁石でくっつけて絵を描くのがありますが、あれの高解像度・液晶版です。ブギーボードをキングジムさんからお借りして、あれこれ遊んでわかったことは、「圧力のかけ具合で、とにかく細かい線まで表現できる!」という点でした。そこで「いろんなもので圧力かけたい!」と衝動が沸き、100円ショップへ。美容用品売り場にいくと、あるわあるわ、ひっかいたり、ころがしたりする「へんなもの」が。

それらを駆使してして描いたのが上の絵。なんだかレオレオニーのスイミーみたいです。とにかく道具を工夫すると、黒地にいろんな白い線が描けるのが楽しかった。

ブギーボードそのものには保存ができないので、上のYOUTUBE動画のように、スマフォのカメラで撮影。このとき、「CamScanner」のようなスキャナーアプリ使うと、コントラストが効いたきれいな絵が撮影できます。

そしてもうひとつ面白かったのが、ネガポジ反転。Picasaなどの画像変換機能があるソフトでネガポジを反転させると、エッチングのような質感になります。あ!こんな絵になるんだ!という驚きがあって楽しかったです。

そしてもうひとつはまった技法が、タワシでこすって作ってできた偶然の模様に、イメージを見つけるスケッチ。まるでシュルレアリストのマックス・エルンストのような遊びができます。これが面白い!

なんか鳥が見えたりしてね。

反転するとまた驚いたりね。

もちろん付属のペンだけでもいろんな質感の線が描けます。

社長が描いたいろんな絵を見たいはこちら!

ブギーボードはまだまだいろんな技法がみつかりそうな「新しい画材」だと思いました。機会があれば「ブギーアート教室」もやってみたいなあ、と思いました。

 

 

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明和電機20周年事業 「明和電機スケッチライブラリー」 開始!

 

明和電機の、来年の20周年事業として、これまで僕が20年間に描いてきた、さまざまなアイデアスケッチ5000枚を、すべてネットにて無料公開するプロジェクト「明和電機スケッチライブラリー」を開始しました。

現在、この構築資金をあつめるため、クラウドファンディング「COUNTDOWN」にて、ご支援を募集中です。

「・・・・で、なんなの?クラウドファンディング」

という方のためにご説明しますと、クラウドファンディングとは、わかりやすくいえばむかしでいうところの「寄進」です。

神社とかに行くと、境内の石の手すりとかに「田中工務的」とか「テーラー大木」とか掘ってありますよね?あれは、神社を立てたり修理するときに資金を出していただだいた方の名前です。

今回、明和電機は「明和電機スケッチライブラリー」という、いわば”明和神社”をネットの中に作ることにしたのですが、その構築資金がかかるため、みなさまに、ご支援をお願いしたわけです。

支援いただいた方に「石を掘ったてすり」をお渡しすることができませんので、そのかわりに「リターン」と呼ばれる”お礼”をご用意いたしました。

その中にこの社長ブログでもおなじみの、直筆社長ブログ画と、セーモンズⅡ直筆ドローイングがあります。それについてご説明します。

■直筆ブログ画

これは、これまで僕がブログで描いてきたイラストから厳選した50枚を出品しました。

どの絵が、いつのブログかお知りになりたい方は、サインを見てください。

たとえば 「22 4 2010」 と書いてあったら、それは 「2010年4月22日」のブログということになります。(日付は逆にいれてますので、ご注意を!)

次にグーグルの検索エンジンをひらいて 

1 ウィンドウに 「明和電機 社長ブログ 2010年4月22日」 と入力

2 二番めの検索結果をクリックしてジャンプ

これで、そのイラストがどのブログのカットなのかがわかります。

ご参考にしてみてください!

■セーモンズⅡ直筆ドローイング

このドローイングたちは、2010年5月11日から25日にかけて、渋谷西武の8Fオルタナティブスペースにておこなれた「明和電機 社長設計室」にて、公開制作されたものです。

現在明和電機が取り組んでいる、人工声帯で歌うロボット「セーモンズⅡ」の開発のための、機構やデザインのインスピレーションを描いたものたちです。

以下、ブログの参考を張りました。

公開ドローイングについて

http://maywa.laff.jp/blog/2010/05/post-a795.html

セーモンズⅡについて

http://maywa.laff.jp/blog/2010/05/seamoons.html

ドローイングについて

http://maywa.laff.jp/blog/2010/05/post-872e.html

社長直筆ブログ画、セーモンズⅡ直筆ドローイングは、それぞれ”先着順”となっております。ご希望の絵が予約されてしまっている場合は、申し訳ありません!

ぜひみなさま、「明和電機スケッチライブラリー」にご支援どうぞよろしくお願いします。

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「ザ・スパンカーズ」開発記

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現在、代官山で開催されている「代官山アートストリート」に、明和電機×バイバイワールドが開発した、ひっぱたく装置「ザ・スパンカーズ」が出展されています。

トヨタの新型車「AURIS」にとりつけられた「ザ・スパンカーズ」を、コンピューター制御によって動かし、車を楽器にしてしまおうという試みです。まずは動画をごらんください。

この開発は、バイバイワールドの高橋くんから、「社長、車をモチーフにしたアートプロジェクトががあるんですが、興味あります?」という電話からスタートしました。

以前から、車に100ボルトでノックする装置「ノッカー」をとりつけ、車をバカスカ叩いて楽器にしたら面白いだろうと思っていたので、すぐに「やる!やります!」と返答しました。

ちなみに、工業製品をバカスカたたいて楽器にする、という試みは、一度「本」でやってことがありました。現在、日本科学未来館には、オライリー社の本をコンピューター制御でたたいて楽器にする「本琴」という明和電機の展示がありますが、考え方はこれと同じです。

このお話をいただいたバイバイワールドの高橋くんは、以前から「肉」のもつ質感が人間に与える感覚をモチーフにした奇妙なマシンを開発していました。その中の最新作、音手(おんず)は、物理的に人間の手を再現し、空気圧制御で「拍手」の音を作り出す装置でした。

プロジェクトについて高橋くんとブレストをしていたときに、「この拍手マシンと明和電機のノッカーを合体させたら、おもしろいにちがいない!」とひらめき、今回の製品開発へとつながりました。

しかし、開発を進める中、「まてよ。これをとりつけるのは、トヨタの新型車だよな。はたしてそんな大事なモノをばかすか叩いていいんだろうか・・?」という疑念が頭に浮かび、高橋くんと「いいんかな?いいんかな?」と見つめあっていたんですが、このAURISという車のテーマである

「常識に尻(けつ)をむけろ」

という言葉に「いいにしよう」ということになりました。

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そして迎えたイベント初日のオープニング式典。テープカットには高橋君も参加。(なんというあやしい写真)。

会場には「AURIS」を作ったイベント主催者であるトヨタのみなさんもご来場されています。それを見ると、ふたたび「いいんかな?いいんかな?」と高橋くんと見つめあうことになったのですが、もう取り返しはつきません。

いよいよお披露目タイム。車を覆っていた赤いシートを「ばさっ!!」と取ると、そこには全身にひっぱたく装置をつけた、AURIS。

「・・・もしかして、この状況って、トヨタのみなさんにとって ”大事な娘になんというはずかしめをおおおお!!” みたいなことになってないか?」

とビビったんですが、常識に尻(けつ)を向け終えてしまってるのでしかたありません。スイッチオンです。高橋くんから型どった、妙になまめかしいウレタン製の手が「コッツコッコツ」とひっぱたき始めました。

その日の夕方、オープニングパーティーでトヨタのみなさんにお会いしました。みなさん笑顔で「おもしろい!」と言ってくださり、高橋くんと「いかったね、いかったね」と胸をなでおろしました。

ザ・スパンカーズの展示は26日(日)まで。「代官山アートストリート」では、さまざまなアートイベントやライブも同時開催されています。
また、26日には、オープンリールアンサンブルさんとのコラボライブ(観覧無料)もありますので、ぜひみなさん、おこしください!

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