無事積み込みました。

もしあなたが、直径10キロの巨大な「0(オー)」の字を書くとしよう。
それは大変な苦労である。
しかしだからといって、最後の一ミリをつなぐことができなかったら、
それは「O」ではなく、「C」である。

                          土佐信道(1967~)

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午前五時半からスタートして、二時間ほどで無事、積み終わりました。
10トントラック、ぱんぱんの荷物。

明和電機の16年間で作ったすべての製品は、
10トントラックのコンテナの中に納まるんですね。
膨大な妄想の塊のようだけど、
量に換算すれば、それぐらいなんだ。

ちなみに、あさりよしとおの、まんがサイエンスによると、
ひとが一生の間に生産するウンチの量は、
15トンだそうです。

負けてはないな。

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あと4時間

作業がうまい人は、手も汚れない。
        土佐信道(1967~)        

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いよいよ、あと4時間ほどでトラックが来ます。

今は夜中の2時。
貫徹で積み込み準備中。

ぞくぞく荷物が積みあがっていきます。

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忘れちゃいけない、工具の整理!

展示準備は、たくさんの工具を使います。

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「高知展 手持ち物品」

・・・・・ん?
よく見ると、「 Canon プリンタ (A3サイズ)」

手荷物にしては、巨大です。
黒人が肩に、ラジカセ背負ってる感じになるな。

なぜに手荷物かというと、直前までプリントアウト作業があり、
美術館についても、プリントアウト作業があるからです。

なので!A3プリンターを、力ずくでモバイルするわけです。

そこまで切羽詰ってるのです。

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この方たちにも、荷物を運んでもらいます。

さあ!積み込みに間に合うのか?
忘れ物は大丈夫なのか?

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「高知県民のみなさん」には

スケッチとは、アイデアを紙の「重力」に変えることだ。
その「重力」は、効果的な達成感だが、
残念ながらパソコン作業にはそれがない。

土佐信道(1967~)

いよいよ積み込みまであと二日。

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工員さんの、ホワイトボードの走り書きも、
緊張感がただよっております。

なぜに「朝6時」に積み込みかといいますと、
10トントラックが、アトリエの前に止まり、
道路を

「封鎖」

するからです。封鎖すると

「警察」

がくるのです。警察が来ると、

「怒られる」

のです。だから、封鎖しても交通量が少ない
早朝に、おりゃあと積み込むのです。

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明和君の表情もうつろですが、

社長も、山積みの作業を前にして、

ほぼ、同じ表情になっております。

それにしてもハマッチのブログにあった、テレビ欄の下の
広告は派手ですね。東京では考えられないゴージャスな広告です。

そして、ハマッチも書いているように、もう一度モデルチェンジをして
広告を載せるのですが、そこで

「夢の競演」

があるんですね。
もー、ほんと、

「高知県民のみなさん」
「高知県民のみなさん」
「高知県民のみなさん」
「高知県民のみなさん」
「高知県民のみなさん」
「高知県民のみなさん」

には、夢の競演なんですよ。

おたのしみに!

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復活しました

地球の中心は暗黒ではなく、
ドロドロに溶けた鉄が光り輝く世界である。
          土佐信道(1967~)

前回のブログは、まちがって「ハマッち」さんのところへ、
言ってしまいましたからね。

あー、びっくりした。

もどったぞー。

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展覧会準備って、本当に「巨大な引越し」だと
思います。

積み重なった明和電機制服。

おもわず、瓦割り。

ちぇすとー!!

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こちらは、展示パネル。

おもわず瓦割り。

ちぇすとーⅡ!

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ひさしぶりに動作チェックしました。
GMウケテル。

知らない方のために説明すると、NTTの時報に
あわせて、金魚に矢を落とす装置。
の小型版です。

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アップにすると、UFOだな。

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最近お気に入りのマグカップは、
オライリー製。

これでお茶を飲むと、なんだか頭が良くなる
気がする。

さてさて、

せっかくなので、

ハマッちさんのとこに書き込んでしまったブログを

こちらにも掲載しておきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下再現ブログ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すいません!ハマッちさん!

パスワードを間違えて、こちらのブログに入ってしまいました!

明和電機社長、土佐信道です。

うーん。

めんどくさいので、このまま書かせてください。

と、いうわけで、出張ブログ!

「ナンセンス=ノブミっちの明和電機って、ワシのことかえ?」

いってみよう!(もうしません)

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効率が落ちると、

効率が落ちていることすらも、わからなくなる。

                信道(1967~)

搬入まで、あと一週間となりました。

プルプルプル。

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今日は一日、キャプションのイラストを描いてました。

イラストを描くのは好きだけど、

集中力がいるから疲れます。

マンガ家さんや、イラストレーターさんはこの作業を

毎日やってるのだから、大変ですね。尊敬。

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作業の合間に、善通寺の堅パンを食べています。

これがねー、すんごい堅いの。

歯がかけるんじゃないか?と思うくらい。

でもこの堅さと、香ばしい香りと、生姜砂糖の甘みが、

絶妙なのです。ストレスも発散します。

どれだけ堅いか、サウンドファイルにしてみました。

katapan.wavをダウンロード

伝わるかな・・・・・。

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メカフォーク、整備完了


ぼやけたネッシーの写真でも、
イメージがあれば、信用する人はいる。
                  土佐信道(1967~)

ハマッチのブログ、たまにマニアックな言葉がでてきますな。
ジオングにゲルググの足をつけて遊んだなあ。むかし。

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昨晩は、カヤックさんの花見に行って来ました。作業テーブルが
そのまま畳につながるという、エッシャーもびっくりな会社。
社員のみなさんに混じってパチリ。

明和電機、どーみても、LAN配線を修理に来た業者です。

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さてさて、本日のアトリエの作業は、電気配線ざんまい。
これは蛍光灯の安定器。

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メカフォークもひたすら配線。

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無事、整備が完了しました。
かなりアチコチへたってましたね。

機械というのは、動くもの。
動くものは、壊れるもの。
かならず。

「設計」とは、どこが壊れるかを予測することだと思います。

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豆本がでてきた

 
日本には、くだり坂と同じ数だけ、のぼり坂がある。
                土佐信道(1967~)

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今週は、自動フォークギター「メカフォーク」のオーバーホールをしてます。
一度パーツを全部はずして、ネジをしめて、クリーニングをして、
ピッチの調整をして・・・・

7年前の作品ですが、解体すると稚拙な部分を発見するので、
新しく作ったパーツと交換します。
そのたびに、製品の完成度があがっていきます。

僕の作る機械は、彫刻作品のようなもの。
手を入れた分だけ、理想に近づきます。

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スケッチの整理をしています。
僕のスケッチはすべてA4サイズ。

これは「ノック!」のプロジェジェクトのスケッチ。
500枚ぐらいあるかな?
ここから展示用の30枚を選びます。

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スケッチを整理していたら、中学生のときに作った
打楽器のスティックコントロールの豆本が出てきました。

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パラディドルという奏法をメモした本です。

中学生のときは、打楽器を猛練習してました。
筋肉をつけるための、スティックに単一電池を巻いて叩いたり。

「最高に達するには、最低からはじめよ」

といった、基礎力の大事さを学んだのは、
この打楽器体験からでした。

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足をひたすら作る


家の中で、一番汚れている家電は掃除機である。
なぜなら、自分を掃除できないから。掃除するにはもう一台必要だ。
これは人間関係も同様である。

                       土佐信道(1967~)

日曜日に、テオヤンセン展を見にいきました。


大量のビニールパイプとコンベックスという、まったく地球にやさしくない
素材を使って、宮崎アニメに登場しそうな、素敵なマシーンを作る方です。

現物を見て驚いたのが、テオヤンセン流クランク機構よりも、
「神経」と本人が呼んでいる、空気圧を使った制御系でした。

「空気を流す、流さない」という、デジタルでいうところの「0」「1」を
たくみに利用して、生物的な動きを作り出しています。

おもしろいのは、空気はピストンに貯まるのに時間がかかる。
つまり、必然的に制御系に「タイムラグ」が生まれていること。

これに驚いた。
なぜなら、電気回路では、「タイムラグ」を作るが大変だからです。

明和電機の電動楽器は、すべて「タイムラグ」がない、電気の利点を
応用しています。スイッチを入れたら、すぐにバン!と音が出るという。
だから、リズム楽器には向いています。
しかし、テオヤンセンのような生物的なウネウネ感を出そうと思ったら、
「タイムラグ」を制御回路を作らなければならない。
めんどくさーーーーーい。

空気を使った機械の、のんびりした感じは、いいなあ、と思いました。
デジタル機器って、タイムラグをできるだけ排除しようとしてるから
なんだかせわしい、せわしい。

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アトリエの作業もあと2週間となりました。

今日はふたたび明和電機協同組合(=ぶっちゃけファンクラブね)の
組合員の方から、カップラーメンが届きました。

前々回のブログで、「陣中見舞い」のことを書いたからでです。
希望もこめて。

今回は、カレー味と、豚キムチ味と、ダシ味でした。
なのでアトリエがすごい匂いになっております。
工員さんがバクバク食べてます。
ありがとうございます。

みごと希望がかなったわけですが、残念ながらワタクシ社長は
アレルギー体質のため、インスタント麺が食べられません。
もし、陣中見舞いを送っていただけるなら、次回は、
体にやさしいものがうれしいです。
インスタント麺は、十二分に足りております。

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今日もひたすら展示パネルの作業です。

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これは展示パネルをたてるための足。

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こんな感じで、L字アングルを、ひたすら
曲げていきます。

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取り付けるとこんな感じ。

みごと自立!

ちなみにパネルにつきささっているのは、
むき出しの蛍光灯です。これが照明です。

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手作り本ブーム


トランプがDSよりすごい点は、バッテリーがいらないことだ。
                     土佐信道(1967~)

作業のとき、たくさんのメモを書きます。 A4サイズ。
自分のためのもの。人に指示を出すためのもの。

これが、すぐに散乱してしまって、探すのに苦労する。
そこで、最近は、このA4サイズを半分に畳んで、
ノリで貼って、A5サイズの本にしてる。
これが、いいんだな。

まず、散乱しない。ノリではってるんだから。
そして持ち運びがすごい便利。

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表紙は、適当にその辺にある紙を畳んで
カバーを作る。ちゃちゃっと。
この表紙なんて、ゴミ箱に一回捨てた、
タイピング用紙を拾い出して作りました。

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中はこんな感じ。
ポイントは、「貼ってはがせるノリ」ではること。
そうすると、あとでページを足し引きできる。
これ、すごい画期的なことなんです。

そして、一冊だからできる手法として、
裏面どうしを貼る、ということ。
ホッチキス止めと違って、真ん中まで見れる。
これも画期的。

大量生産では絶対できない、本のできあがり。

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これは、海外に行ったときに作る、旅日記。
この本を作るときのルールは、

「現地にある、無料の印刷物を手に入れて作る」

ということ。とにかくタダで作る。
結構、駅やホテルには、すぐれた案内がおいてある。
それをとにかく集めて、ノリで貼る。

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日記の部分は、こんな感じ。
左はスケジュール、右は思い出と、ごはん。

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本といえば、YUREXを開発するために、
BBUの理論を、年始に書いてました。
これはそれをまとめた本。
プリントアウトしてクリップ止め。
世界で一冊!!

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中はこんな感じ。

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で、調子にのって作った、第二段。
ちなみに表紙だけだと、第八段まで作りました。

工員さんに、

「そんなことしてるから、社長、時間がないんですよ~」

と言われました。

・・・だって作りたいからしかたがない。

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今年も書きますよ。最後まで書きますよ。

ぶあつい壁ほど、削れば登りやすい階段になる。
               土佐信道(1967~)

さあ今年も始まりました、ナンマシ展恒例、崖っぷち日記。
展覧会の開催までの、明和アトリエの大混乱ぶりを
みなさまにおとどけします。

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いきなりですが、サバオの頭に弾痕。
海外ツアーでボロボロです。
整形手術が必要です。

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なにやらびっしり文字が並んだ表ですが、
これ、全部、製品です。
およそ150種類の製品を展示するので、
その修理・梱包・設営だけで・・・・・・・・


はう。

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ナンマシの準備をしながらも、新製品を開発しています。
人工声帯でゲラゲラ笑う機械、「ワッハゴーゴー」です。
こちらは東京での展覧会に出品予定。詳細はのちほど!

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工員さんたちも、がしがし作業をしております。

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魚器シリーズの展示パネルもお化粧直しで張替え。
根気がいる作業です。

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明和電機協同組合(=ぶっちゃけファンクラブね)

組合員の方から、カップヌードルの陣中見舞が。
工員さん、がんがん食べてます。

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展覧会に向けて、岡山の作業服メーカー、
「ヤマメン」さんとエプロンを作りました。
明和電機の制服と同じ、帯電防止素材です。


ポケットも工具が入るよう、大きめに。
社熊もすっぽり入ります。



ふと、たくさんの工具に囲まれている自分が不思議に思えるときがある。
自分は、工場にいるんだ、ということに。
小さいころは、絵描きになりたかったのに。

人生は、小さい選択の積み重ねだと思う。
右にいくか、左にいくか、その選択のわずかな違いが
かさなって、かさなって、意外なポジションに自分を立たせる。
でも、それは必然ですね。

それが自分。





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怒涛の四日間

 


「作業中、ネジを床に落としたとき、慌てて拾いに行ってはいけない。


 どこへ転がって行くか、しっかり見る。


 そして、止まったら、ゆっくりと拾いに行く。


 慌てると、思わぬ事故を起こすから。


                         土佐信道(1967~)」


       


 


 



 


 


 


28日から31日は、怒涛のスケジュールでした。


「ここはどこ?今日は何曜日?」


 


それではその足取りを。


 


 


 



 


28日(土)は「ノック音楽ワークショップ」を行うために岡山へ。


 



 


この日のために開発した新型ノッカー!


安全です。壊れにくいです。


 


そして、そのノッカーをとりつけるユニットの制作もしました。


 


 



 


ユニットを組み上げ、ノッカーをとりつけるみなさん。


僕が考えもしなかった組み合わせをする方もいて、面白かった。


 



 


 


この方は、陶器の人形をノッカーで叩こうとしています。


・・・割れるだろ!


 



 


 


ノッカーを取り付けたユニットをさらに連結して「簡易音源」を組み立てます。


ちなみにこの班の音の要素は「水筒、眼鏡ケース、箸入れ、ファイブミニ」。


 


 



 


 


最後にコンピューターを接続して、自動演奏。


チャカポコと正確なリズムを刻むと、やっぱり面白いです。


 


今回は3時間という短い時間で、ノッカーを使ったコンピューターミュージックを


体験してもらうために、とにかく「作業効率」をあげることを考えました。


そこで閃いたのが、ノッカーを固定するブロックのようなユニット。


 


計画通り、このユニットのおかげでスムーズにノッカーを音の要素に


固定することができました。


 


 



 


つづいて29日(日)は、「こどもオモチャ研究所」。


おかしな発想法をもとに、いよいよ制作開始。


 



 


 


親子で参加なので、お互いに知恵を出し合って、工作しています。


がんばれ、お父さん!


 


 


 



 


 


「へにょへにょプロペラ」を思いついた少年。


ぐるぐる回ると、ペラペラと羽がしなる。


・・・・危ないだろ!


 



 


 


30日(月)は幕張に移動して、クレヨンハウス、夏の学校へ。


 



 


2泊3日、300人の参加者(ほとんどが、女性、おばさま方)の


前で、明和電機、EDELWEISSのプレゼン。


ひさしぶりに「獏の歌」をノッカーピアノで演奏しました。


 



 


絵本「すびょーるーみゅー」を朗読。


会場から壇上にあがられた、勇気あるみなさんと。


 


この朗読がかなり「怖い風景」だったらしく、


たくさんの方から、夜、うなされました、と言われました。


 



 


そして本日、31日(火)は横浜EIZONEへ。


ノッカーピアノ、セーモンズによる「獏の歌」を自動演奏、展示。


 


とにかくこの四日間は、あっちこっちへ行き、いろんな方と会いました。


 


「人は一日に40人の人と会ったほうが、心が健康になる」


 


といいますが、まさに、そんな感じでした。


 


 


 


 


 

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