工作機械の音

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アトリエでモノを作るとき、いろんな工作機械を使います。

当然機械なので、騒音がでるんですが、

「聞いてるだけで、怖くなる音」

のベスト1は、電動丸ノコギリ、通称、丸ノコです。

今日は、暑かったね。

で、炎天下の中、丸ノコ作業。

音がとにかく「ちゅいいいいいいん!」とでかい。

セミの音も消えるくらいです。

知り合いが、何人も、このノコギリで指を飛ばしているので(本当に)、
使いときは緊張します。

フライス盤や、旋盤といった、大型機械は、パワーはあるけど、

音はそんなにうるさくない。そして、段取りをまちがわなければ、

ケガをする可能性は低い。車で例えると、ベンツだ、ベンツ。

でも、この丸ノコのようなクラスが、切断中だ暴れると怖いんだなあ。

乗り物で例えると、原付ね。飛ばすと、転んだら大怪我。

最近、美大の工作室でケガをするひとが増えてるそうで、

それは、リアルの怖さがわからまま、

パソコンと同じ感覚で工具にむかってしまうからだそうです。

僕の師匠の篠田守男先生のことばを思い出します。

「ケガをするやつは、ケガをする作り方をしている」

安全第一。

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自分にあった、筆記用具

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ひとそれぞれ、自分にあった、筆記具があると思いますが、

僕はもう十数年、「ぺんてるプラマン」を使ってます。

スケッチは全部、これで描いてます。

どんだけ好きか、というと、「プラマン」とは呼ばず、

「トサペン」と呼んでるくらいです。

明和電機の工員さんたちも、「トサペン」と呼んでます。

この「トサペン」に、コピック、そしてLIFEのタイピング用紙

という三点セットが、最強の組み合わせです。

スケッチは、結構早く描きます。

ちなみに冒頭の絵は2分30秒。

動画で記録してみました。

途中、コピックをうっかり落としたときはあせりましたが、

なんとかごまかしました。

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Perfumeの ”がんばり具合” を見て

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Perfume を見て、いつも思うことは、

「この子ら、なんかすんごい がんばってる空気を出してるなあ・・・」

ということです。

昔から、僕は女子3人グループに、同じ「がんばってる空気」
を感じてました。

キャンディーズしかり。
チャーリーズエンジェルしかり。

だいたい、女子3人、という関係が微妙だと思うんです。

女子は基本的に、グループの他者の行動を、すごく気にしますよね。

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たとえば、Cさんが、Bさんをほめたとします。

すると、Aさんはむかつきます。

「なんで私はほめられないの?」

と。

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では今度は、Cさんが、AさんもBさんもほめたとします。

すると「なに?おべっちゃら?なんか魂胆でもあるの?」

ということになります。

で結論。

「女子が三人集まると、あたりさわりのない会話のような関係となる」

女子の2人グループのHALCARIやPUFFYを見てると、

「ああ、女子にも友情があるんだろうな、お互い人生の深い話をしてるんだろな」

というのを感じるんですけどね。

三人だと、「なんだか、かくしごとをしてない?」

とか思っちゃう。そんな三人が、同じ目標に突き進んでるのを見ると、

「がんばってる空気」を感じてしまうのです。

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あとね。

女子のみなさんの会話って、ものすごーーーく飛びますよね。

三人集まると、パーフェクト。

むかし小学生のときに、自分の母親と、姉二人の会話を

横で聞いていて、あまりに飛ぶもんだから、

こっそり図にしたことがある。

ぶっとびネットワークでしたよ。

リンク、切れまくってました。

おもしろいんですけどね。

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女子三人が、「おばさま三人」になったとたん、

「がんばってる空気」と「ぶっとびネットワーク」に「押しの強さ」が合体して、

怖いものなしになります。

おばさま三人グループの旅とか、完璧でしょう。

そういえば、「ワレキューレの三人の魔女」というのもありました。

僕がかつて人工声帯ロボット「セーモンズ」を三体作ったときも、それを意識しました。

女三人。

興味深いです。






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おるがな。人が。

昨日、ブログで、
ツイッター始めましたが、月面なみに孤独です、、と書いたら、どうやら上空に母船があったらしく、そこから移民船クラスの巨船が着陸。
わんさか人が
「よ!社長!」
と押し寄せ、現在、金曜夜の和民なみに、賑やかになりました。
ありがとう!
みなさん!
張り切って、つぶやきます。

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Twitter はじめたんですが・・・なんだか・・

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「今ね、面白いのは、だんぜん Twitter ですよ!」

と、まわりのクリエーティブなみなさんがおっしゃるので、初めてみました Twitter。

「とにかくね、つぶやけばいいんです」

と、まわりのクリエーティブなみなさんがおっさるので、つぶやきましたよ。

”ガムを味がなくなるまで噛んでます”

とか。

でもね、まったくなんの反応もない。

シーン。です。

シーン。

”今日の昼は、ソーメンでした!”

シーン。

うーん。使い方がよくわからん。

なんだか、月面に一人、着陸したような孤独感です。

おまけに  

http://twitter.com/MaywaDenki

これが僕のアドレスですが、ググってもなぜかひっかからない。

なぜ?

誰か、僕をみつけてください。

月面で待つ。

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笑う機械のドローイング

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ワッハゴーゴーのドローイングをしこしこと描いてます。

あまり深く考えず、ポーンと浮んだものを

ぱっと描いてるんですが・・・・  後で見ると、自分でも怖い。

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これは、魚タイプのワッハゴーゴー・・・でしょう。

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<A4 size>

これは獣タイプのワッハ・・・だろうね。

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<A4 size>

これはわかりやすい。

人工声帯と、ワッハの面の関係図。

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<A3 size>

うげ!こえーなあああ。

これは、ワッハの灯台です。

爆音の笑い声が、あたり一面に響き渡るという。

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んー。

よくわからん。

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これは、ワッハを分解して、機構をもとに、再構築したもの。

ニ系統の動力の伝わり方を、描きたくて。

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うげ!

こえええ!

これは、中学生のときの絵です。

かなり病んでたんかな。

村上春樹が、「健全な肉体に不健全な魂」みたいなことを言ってましたが、

それ、わかります。

自分のバランス感覚のよさが、心の底の、情念をコントロールしてくれてる。

狂気の支配者にならないと、表現者にはなれないのでしょうね。

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黒い封筒

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今月の21日から行う、初の明和電機アトリ工での展示会、
「WAHHA GO GO 開発ドローイング展」
のチラシと封筒が刷り上った。

デザインは、筑波大学の後輩で、グラフィックデザイナーの
久保悟氏(THIS WAY)。
このちらし、ネットではその質感をお伝えできませんが、

「黒い紙に、黒とシルバーのインク」

のみで刷ってるのです。
メチャメチャ凝ってる。その懲りようが、印刷費にも跳ね返って、
目が飛び出るほどのびっくりした。(出したことはないが)

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さて、
印刷の凝りようを、久保氏が説明してくれるのだが、
何回聞いてもわからない。

黒い紙に、黒いインク
黒い紙に、シルバーのインク
黒い紙に、シルバーをのせてから黒いインク
黒い紙に、黒いインクを載せてからシルバーのインク

というパターンを、ひたすら組みあわせているそうです。

明和電機も凝り性なら、  久保氏も凝り性です。

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封筒も、黒い紙にシルバーインク。

ちょっと秘密結社っぽい、このDM。

数に限りがございますので、もしお手元に届いた方は、
ぜひぜひ、その印刷の懲りようの細部を見てくださいませ。

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のりぴーを見て思った

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女には「退廃」という、穴が開いている。

時折、建築家を気取ったオスが、その穴に屋根をかけようとするが、
大抵は穴の中に、屋根ごと吸い込まれてしまう。

オスにできることは、穴に落ちないように近づきながら、
美しい装身具を作って、淵を飾ってあげることだ。

のりぴーを見て、かつてEDELWEISSで書いたイメージを思い出した。

昨晩は、久しぶりにグラインダーマンの舞台を見に行った。
ドラキュラ、密室劇、感染、SF、トロン、などなどの言葉が
浮んだ。
田口氏は、意外にストーリーテラーなのではないか?
映画を見終わったような、心地よい疑似体験感が残った。

面白かった。

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いいこと思いついちった

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今朝、目が覚めたとき、いいことを思いついちった。

ブリリアの「A4サイズの脳」ね。

パワポでスケッチを見せようと思ったけど、やめて、


「ぜんぶ巻物」

 

にするのはどうか?

しっかりと流れを作った巻物を、デジカメで(ビデオカメラではなく、ここがミソ)
リアルタイムでスクリーンに投影しながら、
演奏、朗読を行う。

横方向の移動を生かしながら、スケッチに対して現実的にちょっかいをする。

だってですよ。

スケッチの上にその場で描き足すことができるんですよ。、

スケッチの上にカブトムシを這わせたら、巨大に投影されるんですよ。

赤いランプで照らしたら、スケッチが赤くなるんですよ。

こんなエフェクト、フォトショップにはないです。

というわけで、実験してみます。

開催まであと二週間しかないけれど!!!!!

****

という本日のブログ全文、音声にしてみました。
実験。

iikoto.mp3をダウンロード

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シンプルに考えよう。

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この絵は、WAHHA GOGOの開発スケッチの中の一枚です。

この絵のメモにこう書いてあります。

「シンプルに考えよう」。

複雑なしくみのWAHHA GOGOを考えているうちに頭が混乱してきた僕は、

人型モデルで考えるのをやめて、あるときこんな、魚型モデルで考えたんですね。

むかし、理科の教科書で、魚の卵が、どんどん分化して
内臓や神経ができていく図がありました。
それが好きでした。

複雑に見える魚の体も、逆にたどっていけば、
シンプルな「胚」、そして最後は、卵になる。

今作っているスケッチ集をパラパラめくると、やたらとあちことに

「シンプルに考えよう」

というメモが書いてある。

僕らの目の前にあるものは、複雑で、困惑してしまう。
でも、目を閉じて、頭の中でムダなものをひとつずつそいでいけば、
シンプルなモデルがそこにある。
それを見つけれるためには、不器用なくらい作業をしなければいけないけど。

あ。

最近好きな話。

人間は、ペンで絵を描くとき、ペンと紙のもたらす物理的な偶然性を
ふんだんに利用していると。

物質であるペンと紙は、理想の線を描かせてくれない。

しかしそれによって人間は、「つぎはどの形にすべきか?」という

ペンの進む方向を選択する。

そのくりかえしで、絵が豊かになっていくと。

自分も予想もしなかった、絵ができると。

たしかに、イラレのベジェで絵を作っていると、
そういう偶然性を選択する余地がないので、
絵が予想どおりになって、面白くない。

今日は、WAHHA GOGOのレリーフが作りたくて、
硬い木を削っていたんですが、
この硬さと、刃物の切った方向の偶然性を
なんども選択してるから、
自分の曲線ができるのだなあ・・・・と思いました。

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