島根の雲南市でボイスメカニクスのライブ。
「今回の島根のライブ会場、やばいっす」とは、マネージャーのタイチ氏から事前に聞いてはいたが、現実に目の当たりにして驚愕。
「な、なんだ!この田んぼの中に忽然と現れる、メルヘンな建物は!」
この建物の名前は「ラメール」。フランス語で海。なんでも雲南市は霧が多く、山の上から見ると海にうかぶ町のように見えるからだとか。・・・なんて幻想的なんだ。
さて、このおとぎの城で一日目はライブではなくて「チワワ笛」のワークショップ。過去最高の50人の子供たちと手作りチワワ笛を作りました。雲南市の子供たちは、はさみの使い方がうまくてびっくり。東京ででチワワ笛のワークショップをすると、はさが使えない子がいたりして、「はさみワークショップ」をまずやらなあかんかったりします。
明和電機のライブツアーも今回が4会場目。ひとつ前の高知ライブで、だいぶん段取りがうまくなったので、さらに今回は練習を重ねてパワーアップ。
雲南市にはむかしから「明和電器」という有名な会社があり、会場の問い合わせにも「あの明和電器さんが、イベントをされるんですか?」という、社内演芸大会と勘違いされてる方がいらっしゃったらしいです。現在は「明和」と社名を変えた雲南市の明和さん、なんとライブの後援もしていただいたそうで、ありがとうございまいた!
その明和効果かどうかわかりませんが、会場には小さい子供(赤ちゃん!)から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い層の御客さま来場。もう村祭りにやってきた旅芸人状態で、やんやと盛り上がりました。グッズの売り上げも半端なく、「幸運なんです、雲南です(雲南市のキャッチコピー)」が頭の中をぐるぐる回りました。
4回目のライブとあって、やっと進行に社長も工員も慣れてきました。びしびしと楽器も人間も動くようになり、「ああ、この緊張感を東京ライブでも再現したかった・・・」と思いました。
ライブツアーというのは、やっぱり船の航海のようだと思います。今回はボロボロ状態で出向しましたが、各地の港につくたびに修理、訓練を重ねて、ようやく島根でベストコンデュションにもっていくことができた気がします。へなちょこだった新人工員さんたちも、みるみるたくましくなっていき、心強いです。やっぱり旅は人を強くしますね。
物販も売れましたねー。
撤収作業もますます磨きがかかり、一時間で楽器はほぼ梱包完了。二時間後には福岡に向けて出発しました。すばらしい!
さあ、次はふたたび海を越えて福岡へ。イカリをあげよう!