先週の木曜日から土曜日の3日間、よしもとワンダーキャンプのイベントのひとつとして、「お笑いがジェット展」が開催されました。わたくし社長、この展覧会の発案&会場構成、いまはやりの言葉でいえばキュレーションを行いました。
まずはこのイベントの企画意図を含めた社長の挨拶文です。
「お笑いガジェット展」にようこそ。笑いを生みだす芸人さんは、日々、その肉体を鍛錬して
お笑いを生み出していますが、ときにはちょっとした道具を使うことがあります。古くは落語
家さんの「扇子」。“箸”や“舟の櫂(オール)”になることで、話芸に花をそえました。また吉本
の芸人さんの中にも「ハリセン」や「灰皿」などの道具を巧みに使って、新しいギャグを生み
だしている方々もいます。
こうしたお笑い芸人さんたちが、自らの笑いをパワーアップさせるために使う道具を「お笑い
ガジェット」と呼ぶことにしました。この展示では、若手お笑い芸人さんたちが自らの手で作
りだした「お笑いガジェット」をコレクションしてみました。そこには肉体が生みだす笑いと
はちょっと異なる、「モノになった笑い」の味わい深さがあります。
ナンセンスな「お笑いガジェット」の道具たちをおたのしみください。
明和電機代表取締役社長 土佐信道
芸人さんって、絵がうまいんですねー。麒麟川島さん・パンクブーブー佐藤さん・オリエンタルラジオ中田、鉄拳さんらが描いたパラパラ漫画や、佐久間さん、レイザーラモンHGさんのイラスト漫画。
さて、それでは会場に飾られていた、お笑いガジェットを紹介。芸人さん本人がいなくて、その笑いのエッセンスだけが展示されてるようで、面白かったです。見ようによっては、ショッカーの怪人大集合・・・・。
もう中学生
彼のネタの必需品「段ボールセット」。色使いやデザインなど、見ているだけでとてもほのぼの癒されます。これらは全て彼の手作り作品。家には作品専用の物置があって、過去の作品が全て保管されています。
くまだまさし
今回展示している小道具は「ダンディーサングラス」「ダンディーワイングラス」「イア~ンブレラー」。これら、全てくまだまさしと奥さんの手作り作品。くまだまさしのオゲレツネタの裏側には、夫婦愛が隠されていたのです。
佐久間一行
R-1ぐらんぷり決勝戦のネタで一躍有名になった「井戸」です。コミカルなBGMと意表を突くスタイルで一度見たら忘れられないこのネタ。よく見るとこの井戸、けっこうリアルにできています。
大西ライオン
大西ライオンといえば、この衣装とライオンのかぶり物。かぶり物は段ボール製の特注品。細部までホンモノの特徴をよくとらえてます。ネタの時はこの衣装とかぶり物で登場するため、服を着てると誰かわかりません。
野生爆弾
ガムテープで様々な小道具を作り上げる彼らの作品は、一見雑にも見えるが、なんとも味のあ
る一品に仕上がっています。また、川島が描く「ハゲオッパイ」の絵も独特の画風で見る者の脳裏に焼きつく作品です。
レイザーラモン
今回は、ご存知HGとRGの衣装とHGが描いたイラストをご覧いただきます。更に、必見はRGのキャラクター「シルバーウルフ」の衣装。シルバーウルフの設定は、「ロシアでオオカミに育てられた少年」だそうです。
ダイノジ
大地は、「世界エア・ギター選手権」に出場し、2006年と2007年連続優勝という快挙を成し遂
げた。その時の衣装が、こちらの虎柄セーター。2人は、この衣装で2006年の紅白歌合戦にも出演している。
明和電機
パチモク(指パッチン木魚)
指につけた特殊な100vのスイッチで指パッチンをすると電気が流れ、背中に背負ったウ
ィングの木魚がポクッと鳴る。ウィングは開閉式
ハリセンボンブ
飛び出し式のハリセン。殴った回数をカウントするカウンターつき。
いかがでしょうか。
会期中は毎日出展者のみなさんとクロストーク。これが面白かった!その報告はのちほど!