カトキチの冷凍うどんっておいしいよねー。それまでぼそぼそのゆで麺しかなかったから、あの「こしのある」うどんの登場は画期的だったな。で、夜中にそのカトキチうどんを食べながら、ふと思った。うどんもスパゲティもゆでたてを食べるのに、なぜ、日本人は御米を炊きたてで食べるだけでなく「保温」するのか・・・。
たとえば、イタリアの主食ってスパゲティだとする。たぶん間違ってると思うが、主食だとしよう。では彼らが「スパゲティ保温ジャー」を作ってるかというと、あやしい。上図は僕の考えた保温ジャーです。
なんで保温しないの?とジラローモに聞いたら、「そんなのマズイのきまってんじゃーん。イタリアじゃ、アルデンテがおいしいにきまってるアルデンテ」と言われるだろう。うん、その通りだ。
じゃ、日本人も御米も炊きたてがおいしいに決まってる。なのになぜ一回で食べきる以上のご飯を炊いて、保温するのか。
ちなみに僕の家には保温ジャーがない。ガスと土鍋で炊いている。保温ジャーの、あの嫌な匂いが苦手なのと、なんといっても炊きたてが美味しいからだ。「御米を炊くのは時間がかかる」と思ってる人がいるが、そんなことはない。点火して強火で4分、火をとめて蒸らしで10分で、おいしいご飯が炊ける。たしかにスパゲティをゆでる7分よりは長いかもしれないが、ゆでるための大量のお湯を沸騰させる時間とエネルギーを考えれば、同じくらいではないか。
くりかえすと、保温しなくても御米だってスパゲティのように、アルデンテで毎回食べられる。そして「冷や飯」にはそれなりのおいしい食べ方もある。お茶漬けとかチャーハンとか。なんで味にうるさい日本人が、まずくなるまで御米を保温するのか、やっぱり疑問なんだなあ・・・。
あれかな、炊飯ジャーという、テクノロジーが好きなのかな?または炊いたご飯がいつも台所に御供えされてあるという、仏壇感覚なのかな?