「ロボットってそもそも”バカ”なんじゃないか?でもそれを長所とし、人間を笑わせるロボットが開発できたら、ロボット技術の進歩と人類の明るい未来があるんじゃないか?」という壮大な発想のもと、2007年と2008年に、わたく明和電機社長・土佐信道が企画し開催されたコンテスト「BACAROBO バカロボ」。そのまじめでバカバカしいコンテストが、なぜか日本からハンガリーのブダペストに飛び火し、開催されます。「BACAROBO EUROPE2010 Budapesut」!!
ということで、現在社長は審査員として、ブダペスト。華やかなヨーロッパ文化と共産主義の匂いが残るこの国について、まずは勉強してげおかなければ、ということで到着一日目は国立博物館でハンガリーの文化と歴史について下調べ。
「ロボットと笑い」という共通のテーマだけど、おそらく日本とハンガリーでは違うはず。審査員のコメントで、僕がよかれと思ってしゃべったギャグに、ハンガリーみなさんが顔面蒼白!という事態は避けたいですからね・・・
さて、ご存じない方のためにご説明しますと、この「人を笑わせるロボット」のコンテストには、「バカロボ三原則」というのがあります。この三原則を満たすロボットが、ステージで公開にて人を笑わせ、もっとも可笑しいロボットが優勝!というものです。
2008年大会が東京の渋谷にあるヨシモト∞ホールが開催されたのですが、このコンテストをブダペストにある「キッチンブダペスト」というメディアアートセンターの方がごらんになり、「これはおもしろい!ハンガリーでも開催したいけどいいですか!お金はないけど!」ということになったんですね。僕としては、バカロボが世界じゅうで開催されたら、さぞ人類の未来は明るいぞと思っていたので、どうぞどうぞと。ただし、バカロボという名称とか、CIイメージは残してくださいね、ということでお渡ししました。
そして、今回のブダペストでのバカロボの開催ということになったわけです。事前の開催側から、「こんなロボットがノミネートされました!」というアイデアスケッチが送られてきましたが・・・・それを見て驚愕。
・・・・ゆるい!ゆるすぎる!
はたして大丈夫なのか?このゆるいロボットを見るために、わざわざ香港経由ロンドン行きからブダペストで14時間もかけて飛行機できてよかったのか?もしかして、バカロボを見にきた僕が,まさしくバカを見る、という事態にならないか?
ということで、このあと8時間後に本番がスタート。ドキドキです。