明和電機はアート最初に作り、それをプロダクトにしていきます。上の図でいえば、上段がアート、下段がプロダクトです。
60年代に登場した「ポップアート」は、「ポップ(大衆)」のためにアートを作ったのではなく、それまで芸術の王道のモチーフであった「神」や「自然」を、「大衆」というモチーフに置き換えた芸術です。だから構造そのものは、ド西洋美術です。上の図でいえば、上段どまりなのです。めっちゃ値段も高いです。
それに対し、明和電機はモチーフはいまだに「神」であったりします。しかし制作する芸術作品は大衆に向けて安価に製造・販売し、大衆が買います。上の図でいえば、下段までのプロセスです。
構造はまったく違いますが、これもポップアートでしょう。そしてそれは浮世絵のように、とても日本的だと思います。問題は、日本にこれができる芸術家がとても少ない、ということです。
なぜでしょうか。
自己分析の発表は、今週末の「事業報告ショー」にて。USTREAMでもリアル配信しますので、ご興味のある方はぜひ。