愛知公演は豊橋市にあります「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」にて、ライブコンサートを行いました。いや〜、素晴らしい劇場でしたね。いろんな劇団の方々が公演をされている本格的な劇場で、今回はその小ホールで演奏させていただきました。チケットは完売!たくさんのお客様にご来場いただきました。
東京公演は全ての楽器が動かなくなってしまい、社長である私がアカペラとパントマイムで乗り切るという、恐ろしい公演となり、お客様に本当にご迷惑をおかけしました。その大反省から、「壊れない演出」「無理のない構成」を心がけ、以降の静岡、愛知と続いたツアーではまったく問題なく進行しております。
昨日のライブも、大きなトラブルはありませんでした。しまった!と思ったミスといえば「スシビート」の電池を入れ忘れたこと。たまたま前に座っていたお客様がスシビートを持っていて、電池を分けてくださり、乗り切れました。まるで「元気玉」みたいに「オラに電池をくれ!」という感じで助けていただきました。ありがとうございました!
さて、公演を行った豊橋市と言えば、明和電機も産学協同プロジェクトでコイビートや100VのMIDIコントローラーを作っている豊橋工科高等学校があるところ。今回はOBの皆さんがボランティアとして全面バックアップしてくれました。搬入・搬出、セッティングなどなど、お手伝いいただき、本当に助かりました!
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さて、UMEツアーのまだ3日目の会場ですが、日々、忙しいです。
昨日の流れを振り返ると、7時に起きて8時に静岡のホテルを出発。運転は2時間ほど。道中、ホームセンターなどにも立ち寄ってから会場入り。到着は11時。そこから機材の積み下ろし、セッティング、音出し、PAチェックなどをひとりで行うので、それが終わると大体14時。少し遅めのお昼を食べて、15時くらいからは現地のスタッフさんと照明の「きっかけ」の打ち合わせ。その合間にも修理や微調整もあるので、気がつけばもう17時です。そこから開演準備して、18時半にはライブがスタート。
ライブは20時半に終演し、そのまま公開撤収開始。22時完全撤収がルールなので、1時間半で全部ばらさなければなりません。PA機材もすべて私ひとりでやっております。もう無理やり詰め込んで、10時前にギリギリでラパンに積み込み、ホテルに着いたのは22時半ごろ。
夕食は、18時半から19時の間に食べられたらいいんですが、逃したので、そこから夕食。食べ終わるころにはもう0時近く。次の日は6時起きなので、なかなかハードスケジュールです。
むかし、宇宙ステーションの宇宙飛行士は、日々のタスクでめっちゃ忙しい、ということを聞いたことがあります。また船が難破して小さなボートで漂流している人も、ボートの修理や、魚を捕まえたり、水を確保したり、方角を調べたりとめっちゃ忙しい、という本を読んだことがある。
どちらにも共通しているのは、そうしたタスクをこなさないと「死ぬ」ということ。
道具の整備、ねじ一方の閉め忘れで、おしまい。この緊張感、今はなんだかすごくわかる。
僕も整備不良があると、ライブができなくなる、という「おしまい」がある。(実際に東京公演はおしまいになってしまった・・・)
なので、日々、生きてるって感じです。たしかにコンサートのことを「ライブ=生きる」と呼んでのもそういうことなのかな?と深く納得するこのごろです。