明和電機アトリエは12月、事務所スペースと社長室をリフォームしました。とにかく明和電機二十年の歴史が生んだ、カオスな資料や書類(お弁当屋さんの大量の割引券とか)を整理し、新しい机や本棚を設置し、すっきりいたしました。
この「リフォーム体質」がしみついてしまった社長。その「ダンシャリズム」の意識は、冬期休暇に入ったとたん、自宅へと向かいます。
「部屋もリフォームするか・・・」
そんな思いにいったった12月28日。そのときのイメージは年内にリフォームを終え、きれいになった部屋で、余裕の紅白歌合戦で「天城越え」を堪能!のはずでした。しかし、そのビジョンは脆くも崩壊。12月31日は電動ドリルを片手に作業しつつの「天城越え」でした。
最大のミスは、制作した整理棚の寸法まちがい。丸二日かけて作った自慢の棚が、なんと壁の間にはまらない!ノオオオオオオ!泣いたね。これは。
原因は後からわかりました。部屋がゆがんでいたんです。壁と壁が微妙に並行ではなく、1センチもずれていました。マンションだから精度があるだろうと思いこんでいた自分がおろかでした。
日頃、明和電機は機械の設計・開発をしてるので、精度には敏感。部品が1mmずれるなんてことがっあったら「なに?なに?気が抜けてんじゃないの?かああっつうう!」と自分に気合を入れるのがデフォルト。それからすると「1cm(=10mm)ずれる」なんて、「あなた、ものづくり辞めたら?」と最後通告レベル。でも、家って、もっとざっくりできてるんですね。すごい勉強になりました。
今日は元旦です。でも、ずっと棚を作りなおしたりして一日が終わりました。
僕に2013年がやってくるのは、このリフォームが終わってからのようです。