さて、ツアー二日目は大阪。単独ライブとしてはひさびさです。
東京公演が終わって二日間のあきがありましたので、とにかく楽器の修理。なかでもポイントは東京公演では一度も音がでず、飾るだけのオブジェと化した新楽器「シリンダリコーダー」。調律した試験管に空気を送ってパンフルートのような音を出す楽器ですが、配線間違い、空気漏れなどのトラブルで作動できませんでした。
とにかまずはとにかく音を出すことに専念。25本あった試験管を12本に減らし、確実に音がでるよう、空気漏れ、笛の吹き口、配線をチェック。なんとか大阪ではか細いですが、「ピポピポー」とのどかな音を出してくれました。よかったよかった。
大阪公演はゲストに「モンスターエンジン」さんが参加。あらびき団で「神々の遊び」を見たときに、衝撃を受け、さらにご実家が本当に鉄工所の西森さんの「鉄工所ラップ」を見て、ああ、この歌を明和電機の楽器と一緒にやれたら・・・と夢想しておりました。それが実現!
本番では西森さんのラップで始まり、大林さんの「もしも笑福亭仁鶴師匠が大塚愛の”さくらんぼ”」を歌ったら」を実演、そのあと、工員さんが鉄パイプを殴る音にあわせてふたたび西森さんが鉄工所ラップを歌いました。この後半の鉄パイプとラップはかっこよかった!
大阪といえばハリセンですね。
武田丸のマウスピースがなぜか本番で紛失してしまい、あわててチワワ笛をマウスピースとしてとりつけましたが、うまくいきませんでした。
大阪で面白かったのは、物販でチワワ笛の「ピンク」と「パンダ柄」がよく売れたこと。東京公演ではピンクは一個しかうれず、ホワイトばっかり売れたのに・・・。さすが大阪!と思ったんですが、まてよ、それならタイガース色の「トラ柄」が一番売れるんじゃないか?と思ったところ、大阪人のスタッフが「大阪だからトラ柄を買う、というのはベタすぎて敬遠してるんじゃないかあ。でもふたつ目を買うとしたら、ぜったいトラ柄を買う!」と言ってました。なるほど!
さて、大阪公演が終わってステージの楽器の片づけ、梱包、積み込みが終わったら、夜中の12時で、くたくた。そこからツアー車にのって次の高知に到着するのがおそらく朝の5時。その4時間あとの9時からは、ふたたびステージのセッティング開始。・・・・ぎゃー!トライアスロンか!どうなる!高知ライブ!
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