15日の金曜日、明和電機のアトリエで恒例の「メカ花見」を行いました。どこがメカかといいますと、明和電機が開発した花形木琴マリンカを見ながらお酒を飲むので、メカ花見なんですね。
今年も100名ほどのみなさんが、アトリエにご来場いただきました。震災後で始めた会う人も多く、ああ、皆さん元気でよかった!と思いました。
100名というと結構な人数です。この人数が入れるようにするため、二日がかりでアトリエを模様替えします。工場スペースの機械を動かし、特設ステージを作り、事務所、社長部屋も片づけて、とにかく人がたくさん入れるようにします。
また、100名分の料理を仕込むため、二日がかりで料理を作ります。今年は炭火を炊いてバーベキュー、焼き鳥、じゃがバター、ししゃもなどの焼きモノ系と、おでん、ピエンロー鍋などのあったか汁物、お寿司、揚げもの、そしてへしこ&トマトのパン、各種サラダなどを作りました。
ステージでは、毎年明和電機のゆるーいライブを中心に、知り合いの方が演奏をします。今年はDr.USUIさんの新ユニット「OTOCOMPO」や、なぜか矢沢栄吉さんのような方と浜崎あゆみさんのような方、新楽器UDARの宇田くん、脱力系ヒーロー「マシトミン」と「筋肉元締」さんが宴会芸を見えてくれました。・・・・バラエティーに飛びすぎ!
たくさんの人が集まっていただくと、アトリエに「気」がこもります。それでアトリエが活性化するんですね。やっぱり人間の出すエネルギーってすごいので。もちろん宴会なのでアトリエは汚れますが、それを片づけできれいさっぱりにすると、まるで出がらしのお茶の葉を床にまいて掃除するみたいに、ほんと、場がピン!ときれいになります。
今は震災の影響でお祭りは自粛ブーム。もちろん警察や消防の人員不足や、余震に対する警戒など、安全面での問題で自粛するのはもっともだと思うのですが、反面、日々の不安から、人々にストレスがたまりはじめてるのも事実。そんなときはたくさんの人が集まってお酒とおいしいものを食べて、ああ、みんなも元気だ、僕も元気だ、と確認するのも大事だと思うんです。
工場でバーベキューをやる、というのは、親父がやってた先代の「明和電機」でも恒例でした。小さいころの写真を見ると、親戚一同の男たちが集まって、上半身裸でバーベキューをがっついて食べてるのがあったりします。これって、なんだか生きてる!って感じがするんですねー。