玄関前で謎の儀式

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帰宅して玄関のドアを開けようとしたが、カバンの中の鍵が見つからない。はて、どこだっけ?と、カバンの中をまさぐりまくるのだが、ぜんぜんわからない。

原因は「ポケットがたくさんあるカバン」を買ったせいだ。これなら小物も整理できる!と思ったんですが、裏目に出ました。すべてを吸い込む「魔窟」を増やしただけでした。

しかたないので、小物を片っ端から取り出して並べる「儀式」を開始。なんだこれは。オレは何に捧げものをしてるんだ?近所の人に見られたら祈祷師じゃん!・・・呼ぶつもり?精霊を玄関前に?

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整理整頓の極意で、「仕切りを増やす」というのがあります。たしかに机の引き出しなど、仕切りを増やした方が、モノがたくさん、わかりやすく収納できます。ただし、これはもっと正確に言うと、「全体が見れる状態で、仕切りを増やす」場合の話です。

カバンの中にポケットのような仕切りを増やしても、ブラックボックスの中なので見えず、逆にどこに何がわからない迷路を増やすようなもの。カバンというシステムは、もともと「なんでもバカスカ放り込む」にはきわめて便利なシステムですが、「欲しいものをすぐに取り出す」には、もっともきびしいシステム。行きはよいよい帰りは怖い。ああ。

わかってるんです。充分そのことをわかってるのに、なんで定期的に玄関の前で儀式をやってるんだ?・・・・では、ここで今日の格言。


世界には、Googleでも検索できない領域がある。

以上。

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