WAHHA GOGO という笑う機械をなぜ作ろうと思ったか、について
徹底的に自己分析を続けてきました。
今回は、この製品を作るために描いたスケッチをすべて保存していて、
これが、分析に役にたちました。
僕はいつも作品の着想をイメージで行います。
それは「シンボル」としての面と、「メカニズム」の二つの面があります。
そしてどちらにも、その根源には、一筋縄でいかない情念の困惑があり、
言語や、図像や、ときに設計によって、それを解きほぐしていくことを
いつも行います。
しかし、今回は、自分でも整理がつかない新作であり、
ちょっと難しいなと判断して、その分析作業の一部を人に頼むことにしました。
月島さんは、大学の後輩で、美学専攻の出身です。
でも、卒業後は、アメリカにわたり、コンピューター関係の仕事をしていました。
最近帰国して、美術評論などの仕事を始めました。多才です。
(コンピューターの仕事は続けてます。)
長時間のインタビューは行わない僕ですが、彼女の分析力と押しの強さによって、
のべ40時間にもおよぶ対話を続けました。
性格的にもぶつかることが多く、途中ケンカにもなりましたが、
みごとにWAHHA GOGO の制作の意味を言語化してくれました。
今、その対話をまとめています。
これは出版の予定はありませんが、
なんとか、発表したな、と思っています。
ありがとうございました。
月島さん。
仕事がんばってねー。