鯨漁と、芸術のコンセプト作りは似ている。
どちらも一匹捕まえれば、一年食える。
土佐信道(1967~)
みなさま、おまたせいたいしました。
魚器シリーズの、「主観で解説」です。
そもそも魚器(NAKI)シリーズとは何か?
については、こちらをご覧ください。
高知展でのNAKIについて。
今回、うれしかったのは、「円環配置」ができたこと。
NAKIの26製品をサークル型に配置したもので、
「世界と自分の間のインターフェース」というコンセプトを
一番表しています。
これがそれを表した模型。
その模型も展示されてます。
大型の製品は、サークルの外側に
展示しています。
製品をかざる展示台も自分で作ろうと思ったのは、
世界各地へ巡回したかったからです。
遊牧民族のテント、「パオ」みたいなものです。
これがあれば、展示会場で毎回お金をかけて
展示代を用意しなくて済むので、コストが削れます。
1997年に行った「魚器(NAKI)展では、
展示台はすべて廃棄したんですね。
よくできた台だったけど、大きくてアトリエに
収納できなかった。
今回の展示台は、「屏風」を意識して作ったので、
分解してしまえば、コンパクトになり、収納も
楽チンです。
これは、商品になった魚コードの展示。
最後は、香港で見つかった、ニセモノ魚コード。
僕が香港に行ったときも、あちらこちらで
売られていました。
魚器(NAKI)シリーズは、明和電機の出発点ともいえる
作品です。ここからツクバシリーズも、EDELWEISSも巣立って
いきました。
20代は、これに没頭してましたね。
さて、魚器(NAKI)シリーズには、AからZまでの型番が
ついています。これを全部言えたら、あなたは
かなりの明和電機マニア!!
ちなみに以下、覚え方です。
A ハンマーヘッドは 「A」TAMA がない
B はりせん Bo んぶ
C Co いビート
D なこーDo
E EYe だから
F ぐら FI しゅ
G きん GYO のフン
H Ha いぎょ
I I クラホウ
J JackナイフのJ
K グラス KA ープ
L Light のL
M Mの人用だから
N NA うちぼう
O O たくぎょたく
P Pa ちもく
Q らいらい Q えん
R タコには、Raund 型
S Sa ばお
T な Ta てこと
U U けてる
V なかた Vo たん
W コイブミは Word
X 聖魚のカタチは X型
Y Yu みな
Z なき Zu かん
・・・・・マニアックなネタですいません