ぶあつい壁ほど、削れば登りやすい階段になる。
土佐信道(1967~)
さあ今年も始まりました、ナンマシ展恒例、崖っぷち日記。
展覧会の開催までの、明和アトリエの大混乱ぶりを
みなさまにおとどけします。
いきなりですが、サバオの頭に弾痕。
海外ツアーでボロボロです。
整形手術が必要です。
なにやらびっしり文字が並んだ表ですが、
これ、全部、製品です。
およそ150種類の製品を展示するので、
その修理・梱包・設営だけで・・・・・・・・
はう。
ナンマシの準備をしながらも、新製品を開発しています。
人工声帯でゲラゲラ笑う機械、「ワッハゴーゴー」です。
こちらは東京での展覧会に出品予定。詳細はのちほど!
工員さんたちも、がしがし作業をしております。
魚器シリーズの展示パネルもお化粧直しで張替え。
根気がいる作業です。
明和電機協同組合(=ぶっちゃけファンクラブね)
の
組合員の方から、カップヌードルの陣中見舞が。
工員さん、がんがん食べてます。
展覧会に向けて、岡山の作業服メーカー、
「ヤマメン」さんとエプロンを作りました。
明和電機の制服と同じ、帯電防止素材です。
ポケットも工具が入るよう、大きめに。
社熊もすっぽり入ります。
ふと、たくさんの工具に囲まれている自分が不思議に思えるときがある。
自分は、工場にいるんだ、ということに。
小さいころは、絵描きになりたかったのに。
人生は、小さい選択の積み重ねだと思う。
右にいくか、左にいくか、その選択のわずかな違いが
かさなって、かさなって、意外なポジションに自分を立たせる。
でも、それは必然ですね。
それが自分。